血液検査事業

・採血量:5~60μl
・生血液による遠心分離
・採血量が圧倒的に少ない
・検査精度が優れている
・医療検査と同等のプロトコル

徹底した採血量の「微量化」に加え、従来の自己採血検査では難しかった「高精度」「簡易採血」を同時に実現させる事に成功しました。

生血をそのまま処理検体とするので、生化学に加えて幅広い検査項目への拡張が可能となりました。

 

商品の詳細紹介

血液検査マイクロセルフキット

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自分で 自宅で 簡単に 健康リスクチェック
血液検査マイクロセルフキット
株式会社雅精工

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“It is my aspiration that health will finally be seen not as a blessing to be wished for,
but as a human right to be fought for.”
「私の願望は、健康は祈って与えられる祝福ではなく、人間の権利として戦って得るものだと思われる事です。」
former United Nations Secretary General, Kofi Annan
元国連事務総長コフィ・アナン

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1. The Problem
Figure 1. Proportion of population 60 years or older: world, 1950-2050
60 歳以上の人口の割合:世界、1950-2050
World Population Ageing 1950-2050, Population Division, DESA, United Nations
世界で高齢化が進行しています。世界人口に占める 60 歳以上の人の割合は 2050 年には現在
の 2 倍の約 20%へと上昇し、同時に、医療の世界には財源/人材不足の深刻化をはじめとする
さまざまな課題が浮上しています。
Figure 2. Health Expenditure per capita 1 人当りの保健医療支出

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Figure 3. Countries with a critical shortage of health service providers 医療従事者の逼迫した国(doctors, nurses and midwives)(医師、看護師、助産師)
平均寿命は延び続けていますが、その平均寿命を一番長く延ばしたのは、自立した生活を送ることのできる期間である「健康寿命」の延長ではなく、要介護や寝たきり状態など、自立した生活を送ることのできない「不健康期間」の延長でした。平均寿命と健康寿命との差が拡大すれば、医療費や介護給付費の多くを消費する期間が増大することになります。
Figure 4. Healthy life expectancy and additional years of ill health 健康寿命と不健康期間

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多くの国では、疾病構造が、感染症中心から慢性疾患中心へと大幅に変化しています。かつては多くの人が結核や赤痢などの感染症で苦しんでいましたが、現在は経済成長に伴う生活水 準・衛生環境の改善や、医療の発達により、これら感染症で命を落とす人は激減しました。逆に現代では、偏った食事、運動不足、飲酒、喫煙などの生活習慣の変化が、私たちの健康に大きな影響を与えています。糖尿病、心臓疾患、うつ病など、慢性的な問題を抱える人が急激に増えています。高度に発展した医学の力を持ってしても、こうした問題の完治は難しいのが現状です。
Figure 5. Top 10 global causes of deaths, 2016 世界の死因上位 10、2016
人口の高齢化や疾病構造などの変化に伴い、一つ以上の慢性的な病気を複合的に抱える人や複雑な健康問題を抱える人が増えています。そうした人たちの多くは複数の身体的問題に総合的に対応することはもちろん、精神的なケアや、介護や福祉などの社会的支援といったトータルなケアを必要とします。一つひとつの問題を別々に診るのではなく、人をまるごと診るという視点やスキルの重要性が高まっています。
Figure 6. 保健医療アクセスと品質のデシル分析地図(2016 年)
The Lancet , Volume 391, Issue 10136 (June 2018)

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このような医療サービスの需要がこれから増していくと予想されている一方、上述した医師・看護師不足の以外にも、 所得、 性別、 年齢、 居住地等による、医療サービスへのアクセスの不平等が存在しており、 これらはすべて健康権の侵害になっています。
健康権 (right to health) は、 国際人権条約に規定されている人権の一つです。 たとえば、経済的、 社会的及び文化的権利に関する国際規約では、 「この規約の締約国は、 すべての者が到達可能な最高水準の身体的及び精神的健康を享受する権利を有することを認める」 (12 条1項) と定められています。
世界の多くの国は今、高齢化だけではなく、色んなチャレンジに直面しています。

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2. The Proposed Solution
マイクロセルフキットは、一滴の血液で、病院に行く必要なく、安価で、生活習慣病、子宮が
ん、肺がん、乳がん(現在検査できるガンの項目)を始め、主要ガン(今後)の診断が出来ます。
マイクロセルフキットを利用する血液検査は、非侵襲的で、肉体的負担が少なく、大きな検査施設が不要です。
病気が判明してから治療をするのではなく、事前に健康状態をチェックすることで、生活習慣病を予防することが可能になります。疾病予防と健康増進、介護予防などによって、平均寿命と健康寿命の差を短縮することができれば、個人の生活の質の低下を防ぐとともに、社会保障負担の軽減も期待できます。
健康診断をしばらく受けていない、なかなか病院に行く時間がない方々に、自宅から遠く離れることなく、最適な予防医療サービスのメリットを感じて頂けるキットになっています。

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血液検査マイクロセルフキット

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血液検査マイクロセルフキット

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血液検査マイクロセルフキット

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1) 場所を選ばず手軽に血液採取及び検査が可能
自宅や出先など、いつでもどこでも簡単に採血が出来ます。キットは小さいので持ち歩き出来、採血後も常温で一時保存、郵送(採決後一週間以内)が可能です。
2) 業界随一の微量採取で小さなお子様からお年寄りまで安全に使用可能
従来の自己血液検査キットは、最低でも60μℓ、多いと150μℓ もの血液を自分で出さなければ正確な数値が測れないとされていました。その量は小豆4粒分ほどに匹敵し、採血に慣れていない、ましてや医療従事者でもない方々には苦痛を伴う検査キットでした。
マイクロセルフキットは、そのおよそ3〜5分の1の量である、20〜30μℓ の血液量で検査が可能。この量はおよそご飯粒一粒分で、負担の軽さは一目瞭然です。
また、指先の血液を採取する際に使用する採血チップは、スムーズに血液を採取出来るよう、先端を血液に当てるだけでチップ内に血液を引き込む作りになっています。
血液量の少ないお子様や、血液の出にくいご年配の方、透析など頻繁に採血を課されている方にとって、不安や負担を大幅に削減することが出来る、実に画期的な検査キットです。

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3) 遠心分離法でより正確な検査結果を可能に
従来品では血液検査の前処理として、膜分離という方法をとってきました。これはろ過の原理で 血液を血球と血清に分離させ血液検査が出来る状態にするのですが、この方法では膜を血液が通 過する時に血球が壊れてしまうことがあり、確実に正確な数値が出せるとは言えないものでした。膜分離法は膜の束に大切な試料がどうしても滞留するため十分な試料量を得る為に高希釈倍数
(10〜30 倍)となります。高希釈倍数ですと、実測値および算定する希釈倍数も精度は大幅に低下するので、検査結果を正確に出せないのが実情です。
マイクロセルフキットは検体 によって検査結果にばらつき
が出てしまう膜分離法を廃止 し、遠心分離法という遠心力で
血球と血清を分ける方法を採 用、血液量が少ないからといっ
て検査結果が不安定になるこ とはありません。遠心分離法で
は上層に血清がある状態なの で正確に生理食塩水で希釈で
き、5〜6 倍希釈となる為正確な 結果が得られます。
ろ過では分離させることが困 難な液体でも分離させること
が出来る遠心分離法は、少ない 血液でも血球を壊すことなく正確な検査結果に導きます。
また、遠心分離を終えた後のボトルにも仕掛けがあります。上が血球、下が血清に分かれたボトルは、その分かれ目でボトル自体を簡単に切り離すことが出来るのです。従来はボトルから血清のみを採取し検査していましたが、それでは血清に血球が混じってしまう可能性がありました。血球と血清を完全に切り離して血清のみを検査にかけることが出来るのは、世界でただ一つマイクロセルフキットだけです。
4) 医療事故の無い安全性の高い採血キット
今まで医療事故が起こったことが無いランセット(針)を使用しています。ランセットは使い捨てですので衛生的で、感染症の心配もありません。また、お使いいただいたキットは全てまとめてお送りいただく為、ご家庭にゴミを残しません。

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5) 製品比較表
商品名、社名
A 社
B 社 マイクロセルフキット 採血量
100~150μl
60~65μl ~30μl 痛み

中 小 採血場所
ドラッグ店等
自宅(郵送) ドラッグ店等 血清分離方式
遠心分離
膜透過(血漿) 遠心分離 検査精度
高い
低い 高い 検査日数
7~10 日
1 週間程度 2~3 日 価格(生化学)

高 低 採血方法
吸収繊維を使用した採血
吸収繊維を使用した採血 毛細管チップによる生血採血 採血量の確実性
目視により誤差が発生
目視により誤差が発生 誤差がない定量採血 採血量の変更
不可
不可 13 項目中 3 項目測定可能 5μl 刻みで変更可能 5μl で測定
不可
不可 13 項目中 3 項目測定可能 動物(犬、猫)検査
不可
不可 可能 留意点
・採血量が多く、痛みの強いランセットを使わざるを得ない
・絞り出しによる体液混入など血液サンプルの品質確保が難しい
・高頻度で日常検診など
に使うのは難しい
・溶血など検査精度が悪くスクリーニング用途に限られてしまう
・膜吸着、希釈溶液成分などの影響で検査項目が限定される
・方法論的に高倍率精度
を安定させるのは困難

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3. The Market
1) 疾患構造
今から 5 年後、さらには 15 年後、生活習慣病が蔓延し、特に心疾患・がんによる死亡者が増加
します。2030 年の生活習慣病による死亡者は 2008 年の 1.5 倍の 5,500 万人に到達、7 割を心疾患・がんが占めると見込まれています。新興国や発展途上国の疾患構造が先進国化し、2030 年の新興国の疾患構造は現在の先進国並み、アフリカも現在の新興国並みとなります。
2) 市場構造
 中心は依然として医療用医薬品市場
 健康増進・予防を目的としたヘルスケア市場を含む裾野が拡大
① 患者像: 患者からヘルスケアコンシューマーへ
 健康に対する責任意識の高まりからコンシューマリズムが拡大
 患者自身が最適な医療サービスを選択しベネフィットを最大化する動きをとるようになります。

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 患者による電子的な健康記録管理や情報交換が活発化
 患者が共通のプラットフォームを通じて電子健康記録を管理し、自由に共有・活用するとともに、医薬品や医療施設の評価を含む様々な情報について、オンラインコミュニティ上でやり取りするようになります。
 ヘルスケアコンシューマー化した人々のニーズが二極化
 医療を「嗜好品」と捉えて保険適応外の診断・治療を積極的に受ける一部の高所得者層を中心とした 動きと、医療を「必需品」と捉えて保険適応範囲内の診
断・治療を必要最小限で受ける大多数の人々 の動きが見られます。
② 医療システム: 「医療」の範囲が拡大
 医療の中心は「治療」から「予防・予後」へと拡大
 健康体であることが社会のステータスと化すことで、コンシューマーの「予防」に対する意識が飛躍的に高まります。同時に、日常生活の中で無意識的に身体の変化を記録・管理することが可能になることで、かかりつけ医による「予後」のモニタリングが最適化されます。
 対象とする医療ライフサイクルの広がりに伴い提供される「製品・サービス」が拡大
 診療データやバイタルデータなどのビッグデータ解析に基づく「予防」のための健康増進アドバイスサービスが提供されます。「予後」においては遠隔診断・治療を可能にする高性能・小型デバイスの実 用化が進みます。
 遠隔医療の技術発展により医療の「場」が拡大
 3D プリンタや手術支援ロボット、3D メガネの活用により、術前のシミュレーションや遠隔手術が可能になります。また、チップインピルの処方により、患者の服薬履歴やバイタルデータデータをリアルタイムに遠隔で把握することが可能になり、どこでも最先端の医療が受けられるようになります。
(出所:Deloitte 分析)

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4. The Business Model
1) ミッション
「健康権」の進歩に貢献する。
 地域、年齢、所得などに関係なく、世界中の誰もが安価で自分の健康情報にアクセス出来
るようにし、疾病の予防と早期発見を容易にする。
 誰もが、いくつになっても健康で自立した生活を送れるように、予防中心の医療システムを構築し、社会全体の健康寿命を延ばす。
2) 活動
① 世界各国に、マイクロセルフキットを供給
 販売チャンネルとして、各国の政府・医療機関・薬局・スーパーチェーンなどと提携
 自己採血後、検体が一般常温輸送で 1 週間以内に検査センターまで届くように、世界各
地で医療機関と提携し、検査センターを設立
 発展途上国では NGO と連携し、キットの寄付プロジェクトを進行
② ブロックチェーン上の健康・医療情報管理プラットフォームを構築

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 医療機関中心から利用者中心へ、治療中心から予防中心へ、医療のシフトを変更
 マイクロセルフキットの検査結果に加え、バイタルデータ、バイオロジックデータ、生活環境情報など、健康・医療に関わる様々な情報を一元的に管理するプラットフォーム
 健康情報の分析により、個人ごとの疾患リスクを把握し、食事・サプリメント・運動療法といった軽微な策から、医療施設での検査・治療までを含む、各利用者に適切な対応策を教育・相談・指導
 予防医学の実現のために不可欠な膨大な医療情報を、ブロックチェーン上で非識別化
(De-Identification)する事によって、個人の健康情報を保護しながら、製品・サービス開発などを目的とした産業での活用も可能。非識別化された医療情報は、持ち主が希望する場合のみ、製薬会社や民間の保険会社に販売する。
③ 今後の計画
 常温輸送で最も低いコストを実現
 遠心分離機無しの検体処理で検査にかかる時間をもっと短縮
 ガンの検査項目を追加し、殆どの疾病をカバー
 犬と猫の検査も実現

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5. The Team
山 川 勇
山 川 雅 己